この記事のポイント
新しい行動様式が求められる中で、自宅で商品を購入して自宅で商品を受け取れる
ネットショップ・ECが急成長しています。
できるだけコストを抑えてネットショップを始めたい方のために
今回は、無料でネットショップを作成できる2大サービス
「BASE」と「STORES」を徹底比較しながら、ネットショップの始め方を
解説します。
目次
- 初期費用0円でネットショップを始められるサービス
- 「STORES」の特徴
- 実績
- 特徴1:リアル店舗をサポートする機能
- 特徴2:決済手数料が安い
- 特徴3:無料プランと有料があり、基本は有料プラン
- 特徴4:外部サイトに設置可能なボタン機能
- 「STORES」はこんな方に向いている
- 「BASE」の特徴
- 特徴1:初期費用・運営費用が0円
- 特徴2:Appsという機能の多くのモジュールを追加可能
- 特徴3:ショップ運営のノウハウが詰まったメディア「BASE U」
- 特徴4:売れた後の手数料がやや高め
- 「BASE」はこんな方に向いている
初期費用0円でネットショップを始められる2大サービス
「STORES」0円で利用できる基本機能は少なく、基本は月額サービスで利用。決済手数料は安い。
「BASE」ほとんどの基本機能が無料で利用できる反面、売れた時の手数料が高め。
初期費用0円でネットショップを始められるサービス
初期費用0円でネットショップを始められるサービスといえば、
香取慎吾さんがCMで出演している「BASE」
アンジャッシュがCMで出演している「STORES」が有名です。
時代は、D2C。自社でネットショップを運用する
今までは、Amazonや楽天に出店する方法が主流でしたが、
最近では、D2Cというメーカーや販売主がネットショップを単独で立ち上げて
ユーザと直接コミュニケーションをとる形態が急拡大しています。
そのネットショップを専門スキルが必要なく、初期費用0円で
作成できるサービスが、「BASE」と「STORES」です。
それぞれ似たようなサービスですが、
サービスの提供形態・料金体系が変わってきますので、
自分がどういったネットショップを作りたいかで選ぶことになります。
「STORES」の特徴
「STORES」は、2012年に設立されたヘイ株式会社が提供しているサービスで、
元Googleで働いていた佐藤氏が代表を務めています。
実績
「STORES」は、人気の電気自動車テスラや日産・象印・ゴールドジムなどが利用しています。
特徴1: リアル店舗もサポートする機能
「STORES」は、リアル店舗をサポートする機能として、
・キャッシュレス決済機能
・ネット予約システム
を利用することができ、ネット予約システムは、
フィットネスジムのスタジオ予約や、車の試乗予約など
ネット予約決済、月謝集金、顧客管理などを一気通貫して提供しており、
「BASE」にはないサービスになります。
特徴2: 決済手数料が安い。
決済手数料は、「BASE」と比較して安い設定になっています。
月額料金0円のフリープランは、決済手数料5%
月額費用1980円のスタンダードプランは、決済手数料3.6%
「BASE」は、「BASEかんたん決済手数料」(各注文ごとに)3.6%+40円と
「サービス利用料」(各注文ごとに)3%かかりますので、だいぶ違いますね。
特徴3:無料プランと有料があり、基本は有料プラン
「BASE」は無料プランのみですが、「STORES」は、
月額料金0円のフリープランと月額費用1980円のスタンダードプランがあります。
スタンダードプランは、無料プランの機能に加えて
必須のアクセス解析機能や、独自ドメイン・在庫数一括登録・AmazonPayなどが
利用できます。
特徴4:外部サイトに設置可能なボタン機能
こちらは、個人的にいいなあと思う機能として、
ストアアイテムの購入ボタンを簡単に外部サイトに設置することができるボタン機能があります。
SNSが重要になっている今、Twitterなどの購入ボタンを設置して
カートに移動できれば離脱が減って良いと思います。
「STORES」はこんな方に向いている
ネットショップの売上を拡大したい方
「STORES」は、決済手数料が業界最低水準で安いため、
ネットショップの規模を拡大していきたい方は、「BASE」より「STORES」を選びましょう。
ネットショップと実店舗の売り上げを上げたい方
また、キャッシュレス決済・ネット予約機能が充実していますので、
ネットショップの機能と合わせて、実店舗と両方の売上を上げていきたい方も
「STORES」を選びましょう。
「BASE」の特徴
「BASE」は2012年にBASE株式会社が立ち上げたサービスになります。
社外取締役には、レンタルサーバー事業やクラウドファンディング事業を起業して
成功されている家入氏が名を連ねています。
特徴1:初期費用・運営費用が0円
「STORES」では、アクセス解析機能がついている月額費用1980円の
スタンダードプランがベースになりますが、
「BASE」は、初期費用と運用費用が0円で、ほとんどの追加機能も
費用をかけずに追加することができる点が特徴です。
特徴2:Appsという機能の多くのモジュールを追加可能
「BASE」の大きな特徴の1つとして、Appsという機能をモジュール化して、
非常に多様な機能をクリックひとつで追加できます。
例えば、
・Instagramで商品を販売できるInstagram販売機能
・会員限定シークレットEC機能
・デジタルコンテンツ販売機能
・テイクアウト機能
・抽選販売機能など
スクラッチで開発したら、何百万円もかかりそうな機能が
ワンクリックで追加することができます。
特徴3:ショップ運営のノウハウが詰まったメディア「BASE U」
ネットショップは、立ち上げた後、どうやって売り上げを伸ばしていくか
ほとんどの方が悩むことです。
「BASE」では、「BASE U」というメディアを立ち上げて、
「BASE」の立ち上げ方やプロモーション・売り上げを上げるための事例などを
掲載していますので、ノウハウを学ぶことができます。
特徴4:売れた後の手数料がやや高め
「BASE」では、初期の立ち上げ費用から運営費用まで
ほぼ0円ですが、もし商品が売れた場合、手数料として、
「BASEかんたん決済手数料」(各注文ごとに)3.6%+40円と
「サービス利用料」(各注文ごとに)3%がかかります。
「BASE」はこんな方に向いている
初期費用を抑えたい方
「BASE」は、初期費用・運営費用が0円ですので、
まずトライアルで費用をかけずにネットショップを立ち上げたい方に向いています。
ネットショップの色んな機能を追加したい方
「BASE」にはAppsというモジュール化した多くの機能を
ほぼ無料で追加することができますので、予約販売やコンテンツ販売など
色々な機能を利用していきたい方は、「Stores」より「BASE」が向いています。