株を買う⇒貸出で金利収入+配当金+株主優待の3つ得られる方法

貸株サービス




セオリーズ
今日は、あまり知られていませんが、株式を買って、その株式を証券会社に貸し出すことで、誰でも1%の金利収入が得られる方法をご紹介します。

目次

  • 金利収入が得られる「貸株サービス」とは
  • 貸株のメリット・デメリット
  • 貸株に対する誤解
  • 株を貸すときの注意点

金利収入が得られる「貸株サービス」とは

株式投資といえば、株を買って儲けるためには、

株式の価格が値上がりするか、
配当金をもらうか、
株主優待をもらうか、

が思いつきますが、「貸株サービス」は、保有している株式や購入した株式を
証券会社に貸し出すことで、なんと1%の金利収入が得られます。

日本株に投資したら、すぐに貸株サービスに出すべし!

「貸株サービス」は、楽天証券で実施しています。

貸株のメリット・デメリット

貸株サービスのメリット

・保有している株式を貸し出すことで、貸株金利が得られる。
たとえば、貸株金利が年率1.0%の銘柄を200万円貸し出した場合、
1年間で2万円の金利が得られます。

2020年12月22日現在、楽天証券が貸株サービスの対象としている銘柄は、
全部で4,147銘柄。上場株式のほか、ETF(上場投資信託)や
REIT(不動産投資信託)も、貸株サービスの対象。

・やり方によって、配当金・株主優待も得られる。
貸株をしたままだと、配当金や株主優待が得られませんが、
「株主優待・予想有配優先」を選択して貸株を行えば、権利確定日だけ、
自動的に貸株が皆さまに返却されますので、優待・配当金を得られる。

貸株サービスのデメリット

・貸株をしたままでは、配当金・株主優待が得られない。

・「継続保有特典」のある株主優待で「継続保有」の地位が失われるリスクに注意
株主優待を実施している銘柄の中に、「継続保有特典」を設定している銘柄があります。

「継続保有特典」は、株主になってからの年数が長いほど、優待内容が増加する特典です。
100株保有している株主に1,000円相当の食事券を贈呈する企業で、
2年以上継続保有の場合には2,000円
3年以上継続保有の場合には3,000円相当の食事券を贈呈する場合があります。

株を貸し出すときに「株主優待優先」または「株主優待・予想有配優先」で
貸株をしていれば、優待の権利が得られる日には、貸株が返却されていますので、
その時点で、継続して株主であると見なされ「継続保有」の地位は失われません。

貸株に対する誤解

●誤解1:
貸株をしていると、配当金や株主優待を得ることができない。

こちらは、先ほど説明した通り、何もしないと配当金や株主優待を得ることはできませんが、

「株主優待・予想有配優先」を選択して貸株を行えば、権利確定日だけ、
自動的に貸株が皆さまに返却されますので、優待・配当金を得られます。

●誤解2:
売りたい時に、売れない。

こちらは、株を貸しても、いつでも株を売ることができますので、
株式が値上がりしているときに、売るチャンスを逃すことはありません。

●誤解3:
信用取引口座を開設しないと、貸株ができない。

こちらは、信用取引口座がなくても、株を貸し出すことができます。

株を貸すときの注意点

楽天証券の場合、貸株サービスを利用して株を貸し出す場合、
以下の3通りからどれか1つを選ぶことにあります。

【1】金利優先
【2】株主優待優先
【3】株主優待・予想有配優先
 ←こちらがおすすめ!

【1】金利優先を選んだ場合、

配当金や株主優待の権利が確定する日も、貸株の自動返却を行わず、
そのまま貸株を継続し、なるべく多くの貸株金利が受け取れるようにします。
権利確定日は、貸株金利が通常の5倍になります。

ただし、株主優待があっても、権利は得られません。配当金は、配当金
相当額(雑所得または事業所得)として、お客様の預り金に入金されます。

【2】株主優待優先を選んだ場合、

株主優待の権利確定日に、自動的にお客さまの株式が返却され、
株主優待の権利を受け取ることができます。

株主優待の権利が確定する同じ日に、配当金を得る権利が確定する場合は、
配当金を得る権利も確定します。

ただし、株主優待情報がない場合は、配当金の権利が確定する場合でも、
株式の自動返却は行われません。その場合は、配当金(配当所得)は受け取れません。
代わりに配当金相当額を受取ることになります。

【3】株主優待・予想有配優先を選んだ場合、

個人的にはこちらがおすすめです。
貸株をしながら、株主優待も配当金(配当所得)も両方とも欲しい方は、こちらを選びます。
株主優待または配当金の権利が確定する日には、自動的にお客様の口座に株式が返却されます。

貸株サービスを実施しよう!
株式に投資したら、貸株サービスを利用しない理由がありませんので、
ぜひ、貸株サービスを利用して、金利収入・配当金・株主優待の3重のメリットを
受け取りましょう!