この記事のポイント
サラリーマンにとって、株式投資の配当だけで生活するのは夢のような話です。
しかしやり方を知ってコツコツと取り組めば配当金生活も実現可能です。
本日は、配当金が高い米国株投資で配当生活を目指す方法を説明します。
目次
- 米国株の配当利回りは日本株よりも高い
- 年12回、毎月配当が可能な米国株ポートフォリオ
- 米国株は、1株単位から投資可能
- 配当金の入金タイミング
- 35年連続増配!? 高配当の人気銘柄
- 個別銘柄のリスクを抑える米国高配当ETF
- 高配当が期待できる人気のETF銘柄
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米国株の配当利回りは日本株よりも高い
株式投資というと、日本の株式や債券に投資することが一般的ですが、
米国株は、日本株と比較して高配当の銘柄が多く存在しています。
NYダウと日経平均の予想配当利回りを比較すると、
NYダウは、2.44%
日経平均は、2.18%
となります。
時価総額上位の銘柄を見ても明らかな通りですが、
日本は、トヨタ自動車やソフトバンク・NTTドコモのように
何年も前から変わっていない大企業が並んでいますが、
米国は、アップル、マイクロソフト、テスラなど世界的に成長している
テクノロジー企業が並んでいます。
米国企業は、日本のように株主優待制度がないため、
現金で株主に還元することを重視しています。
年12回、毎月配当が可能な米国株ポートフォリオ
米国株は、日本株に比べて企業ごとの配当時期が分散されていて
支払い回数が年間で4回(四半期毎)の企業が多いことです。
NYダウ平均株価指数に採用されている30銘柄を配当金支払い月のグループでまとめてみると、
以下3つに分けられます。
配当月: 1月・4月・7月・10月グループ
主要銘柄: ナイキ・シスコシステムズ
配当月: 2月・5月・8月・11月グループ
主要銘柄:アップル・アメリカンエキスプレス
配当月: 3月・6月・9月・12月グループ
主要銘柄:ファイザー・マクドナルド・マイクロソフト
配当月グループごとに1つの銘柄を購入すれば、
12ヶ月毎月配当のポートフォリオを組むことが可能
アップルとマイクロソフトで年8回の配当
成長著しいアップルとマイクロソフトの株式を購入すると、
アップルの配当月が、2月・5月・8月・11月
マイクロソフトの配当月が、3月・6月・9月・12月
ですので、年間8回の配当金が得られます。
お給料とは別に8回もお金が入金されるのは精神的にもうれしい。
米国株は、1株単位から投資可能
米国株は、すべて1株単位から投資することができますので、
少額でも高い配当利回りが期待できます。
先程説明した、年12カ月の毎月配当ポートフォリオも
配当月グループを1株ずつ購入して構築することができますので、
サラリーマンとして働いて稼いだお給料を毎月、
少量ずつ、コツコツとポートフォリオを膨らませていけば、
無理せず、お金を増やしていくことができます。
配当金の入金タイミング
米国株の配当金の入金タイミングは、日本株と比べて早い特徴があります。
日本株は、権利落ち日から入金まで、約2~3か月程度に対して、
米国株は、約1ヶ月程度になります。
35年連続増配!? 高配当の人気銘柄
米国株には、何年も連続増配の銘柄が多く存在します。
日本では、花王が連続増配していることが有名ですが、それ以外の企業では
あまり思い浮かばないくらい、日本では、連続増配は珍しい。
35年連続増配! エーティーアンドティー
米国の通信インフラを担う大手企業。日本でいうNTTドコモ・Au・ソフトバンクの
ように新規参入が難しい領域で、ベライゾンと共に双璧をなしている企業で、
配当も安定して35年連続で増配しています。
調査時の配当利回りは、5.34%です。
米国の高配当銘柄
エクソン・モービル
37年連続増配。
米国大手のエネルギー会社で、原油と天然ガスの探鉱と生産のほか、石油製品の製造、原油・天然ガス・石油製品の輸送などのエネルギー関連事業を行っています。
アイビーエム
23年連続増配。
世界175か国以上で事業を展開する米大手IT企業。
個別銘柄のリスクを抑える米国高配当ETF
個別銘柄だとリスクが高い一面がありますが、低コストで分散投資することができる
米国株のETF投資は人気です。
ETFですので、投資信託と比べて経費率がとても低く、
複数の個別銘柄に分散投資ができ、
さらに分配金利回りも高いので、長期投資に積極的に活用していきたいです。
高配当が期待できる人気のETF銘柄
バンガード高配当ETF(VYM)
一番人気は、低コストで知られるバンガード・グループが運用するバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)。大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組入れています。
iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF
ブラックロックが運用する、日本には珍しい優先株式に投資をするiシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF(PFF)です。比較的安定的な値動きで常時5~6%の分配金利回りが見込まれます。
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
高配当ETFにもかかわらず、経費率(年率)が0.07%と超低コスト
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが運用する、昨年7月に日本デビューしたSPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD)