本「お金の増やし方を教えてください!」から学ぶお金の基本

本「お金の増やし方を教えてください!」から学ぶお金の基本




セオリーズ
本要約から学ぶシリーズ
本日は、著書 山崎元さんの「お金の増やし方を教えてください!」から学ぶお金の基本についてお送りします。

対象の本: 「お金の増やし方を教えてください!

目次

  • 概要
  • 銀行は利用してはいけない!
  • 外貨預金は利用してはいけない!
  • 投資信託を活用する
  • 山崎先生のおすすめの金融商品
  • マンション・戸建ては買うべきか
  • 医療保険に入る必要はあるか
  • 生命保険に入る必要はあるか
  • まとめ

概要

著者山崎元さんのベストセラー「お金の増やし方を教えてください!」はお金の運用について非常に平易な言葉でわかりやすく解説していますので、お金を増やしたいけど何から始めれば良いのかわからない方にはおすすめです。

銀行は利用してはいけない!

お金を正しく運用したい場合は、銀行を利用しないのが鉄則。

銀行・証券会社は、手数料で利益を出しているため、銀行の窓口に行って真剣に相談すればするほど、手数料の高い商品を勧められる良い鴨になってしまいます。

銀行は、家を買いたい人にローンを組ませて金利を儲けるか、会社を退職してお金を持っている人に投資信託などを売って手数料を稼ぐことで儲けています。

基本は、ネット証券を利用すること。

ネット証券は、松井証券・マネックス証券・楽天ポイントが貯まる楽天証券・SBI証券などがおすすめ。

外貨預金は利用してはいけない!

外貨預金は、告知されている利率は高いように見えますが、絶対に利用しないこと。
まずは、手数料が高い。仮に米ドル1ドル120円の場合、手数料は1ドルにつき1円だとすると、1万ドル買ったら、余計に1万円手数料がかかることになります。

投資信託を活用する

本書では、国債の他には投資信託を勧めています。
リスクが高いFX・不動産投資・先物取引もやらないかなり安全な資産運用を提案しています。
【ポイント】
投資信託は、5000種類くらい商品がありますが、買うポイントは5つ。
①信託報酬が安いこと
②販売手数料が安いネット証券を選ぶこと
③毎月分配型を選ばないこと
④ファンドの資産規模や流動性を確認すること
⑤過去の成績で選ばないこと


現時点で買うべき投資信託は、2つ。
①上場インデックスファンドTOPIX(国内株式の投資信託)
②ニッセイ外国株式インデックスファンド(海外株式の投資信託)

ちなみに投資信託には、インデックスファンドとアクティブファンドの2つがあり、インデックスファンドは、日経平均などの指標に連動して機械的に運用するため手数料は安い。アクティブファンドは、プロが運用しているため手数料が高い。
実は、プロが運用するアクティブファンドの平均は、インデックスファンドの運用成績に買ったことがないのです。

個人的には、日本の会社を応援する投資信託「ひふみ投信」に投資しており、単純に利益を期待するだけではなく、日本の会社と共に成長することができる投資信託もおすすめです。

毎月分配型の投資信託は、絶対にやめるべき。
税金面で損で、運用手数料も高くなっています。

山崎先生のおすすめの金融商品

①個人向け国債「変動10年」
 日本政府が発行する債券「日本国債」を個人向けに買いやすくしたもの。
毎月募集があり、1万円から購入が可能。
最初の1年間は降ろせませんが、それ以降は1年分の金利を払えば換金できます。
②上場インデックスファンドTOPIX(国内株式んお投資信託)
 日興アセットマネジメントが運営するTOPIXに連動したインデックスファンド。この投資信託でトヨタやソフトバンクなど東証一部の上場している全ての企業の株式を購入したことになる。

③ニッセイ外国株式インデックスファンド(外国株式の投資信託)
日本を除く先進国23か国の株式を指標化した数字MSCIコクサイインデックスに連動したインデックスファンド。
この投資信託で、海外の企業へ分散投資ができる。

個人的な感想としては、リスクを最大限に抑えた堅実な投資先だと思います。
大きく儲けることはできないが、長期で伸ばす施策です。

マンション・戸建ては買うべきか

住宅の購入するときは、家賃がもったいないという理由だけで決めないこと。
家賃が発生しないなどのメリットもありますが、一生涯かかえるローンを抱える、維持コストがかかる、一度買ってしまうと売ったり貸したりしづらいなどデメリットも多いため、人生が流動的な若い人は賃貸の方が無難なことが多い。

新築マンションは、価格の約3割は経費と売る側の利益だといわれており、
しかも土地ではなく所有権を買うため、買った瞬間に価値が下がることを認識したほうが良く、売ることを想定して買わないこと。

医療保険に入る必要はあるか

家の次に高い買い物といえば、実は保険です。
毎月2万円の保険料を40年払い続ければ約1000万。

支払っている保険料の中には、人件費や広告費など保険料の半分を占めていますので、中身が不透明な保険は、絶対に入るべきではない。

医療保険には、入らずに保険料の分を毎月貯金すること。

生命保険に入る必要はあるか

生命保険は、自分が死ぬと家族が路頭に迷う方だけが生命保険に入る。

生命保険に入る場合は、ネットの余計なコストが入っていない生命保険の商品を10年~20年くらい掛け捨て型、死亡保険のみの特約のないシンプルなものに入るべき。

まとめ

・安全資産とリスク運用資産に分ける。リスク運用資産は、平均5%の運用利回りを目指すが、資産が減る可能性がある。

・ネット証券に加入する。

・安全資産で、個人向け国債「変動10年型」を買う

・NISAに口座を開く 
 手数料が格安の松井証券はおすすめ

・リスク運用資産で、投資信託①上場インデックスファンドTOPIXと②ニッセイ外国株式インデックスファンドを半分ずつ買う。

・確定拠出年金を利用する

・ひたすらほったらかしておいておく

・まじめに働いて人生を楽しむ

対象の本: 「お金の増やし方を教えてください!

以上